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2007年12月30日 (日)

〈サウロの召し出し〉







「サウロの召し出し」

(使徒行録9:1-19)



 さて,なおも主の弟子たちを脅かし,殺そうと意気込んでいたサウロは,大祭司のもとに行き,ダマスコの諸会堂あての添書を求めた。それは主の道に従う者は,男も女も見つけしだい縛りあげ,エルサレムに引いて来るためであった。ところが,旅を続けてダマスコの近くまで来たとき,突然,天からの光が輝き,彼を包んだ。彼は地に倒れた。そのとき,「サウロ,サウロ,なぜわたしを迫害するのか」という声を聞いた。そこで彼が,「主よ,あなたはどなたですか」と尋ねると,その声は,「わたしはおまえが迫害しているイエズスである。さあ,立って町に入れ。おまえのなすべきことが告げられるであろう」と言った。同行の者たちには,声は聞こえたが,だれも見えないので,物も言えず立っていた。サウロは地から起きあがった。しかし,目は開いていても何も見えなかった。それで,人々は彼の手を引いてダマスコに連れて行った。サウロは三日間,目が見えず,また,食べることも飲むこともしなかった。

 さて,ダマスコにアナニアという一人の弟子がいた。主が幻の中で,「アナニアよ」と言われると,彼は,「はい,主よ」と答えた。すると,主は仰せになった。「起きて,『まっすぐ』という道を行き,ユダの家に,サウロという名の,タルソ人を訪ねよ。彼は,今。祈っている。このサウロはアナニアという者が入って来て,再び目が見えるようにしてくれるために,自分の上に手を置くのを,幻で見たのである」。しかし,アナニアは答えて,「主よ,あの男がエルサレムで,あなたの聖なる人々に,どんな危害を加えたかを,わたしは多くの人々から聞きました。そして,ここでもあなたの名を呼ぶ者をことごとく縛りあげる権限を,大祭司から得て来ているのです」と言った。しかし,主は,「さあ,行け.彼は異邦人や王たち,また,イスラエルの民にも,わが名をもたらす器として,わたしが選んだものである。彼がわたしの名のために,どんなに苦しまねばならないかを,彼にしめそう」と仰せになった。

 そこで,アナニアは出かけて行った。そして,その家に入り,手をサウロの上に置いて,「兄弟サウロ,あなたが来る途中で,あなたに現われた主イエズスが,わたしをお遣わしになったのです。あなたが再び目が見えるようになり,また精霊に満たされるためです」と言った。すると,たちどころに,サウロの目から,うろこのような物が落ちて,再び見えるようになった。そこで,さっそく,洗礼を受け,食事をとって元気を取り戻した。



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