〈責任〉
(V.E.フランクル『それでも人生にイエスと言う』(pp159-160) 人間は責任を「問われたり」,責任を「逃れたり」します。こうしたことばには,責任を負うまいとする抵抗力が人間にあるという教訓が示されています。そして実際,責任というものには測り知れないところがあります。責任というものを直視すればするほど,その測り知れなさに気づくのです。そしてしまいには,一種のめまいを起こすほどです。人間の責任の本質に沈潜していくと,ぞっとします。人間の責任とは,おそろしいものであり,同時にまたすばらしいものでもあります。 |
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