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2011年5月18日 (水)

櫛谷宗則さん編集の『共に育つ』第13号が発行されました。

Tomonisodatu_13『共に育つ』は,内山興正老師のお弟子さんで,老師の著作の編集もされている櫛谷宗則さんが発行されている冊子です。この度,『共に育つ』第13号が発行されました(2011.05.08発行)。申し込みは,下記の住所におハガキで!折り返し,冊子と振替用紙が届きますので,冊子代500円と送料を振り込んで下さい。

〒959-1835 新潟県五泉市今泉1331
櫛谷宗則 宛

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共に育つ 第13号 —目次ー

禅が語りかける …… 内山興正(2頁)

 ☆老いをいただく の章

聞こえますか,私の声が …… 石本慈敬(14頁)
憚りながら認知症 …… 水野吉治(19頁)
人生の詰を生きて …… 長友トミ子(25頁)
老いるということ …… 濱田智子(32頁)
生まれて生きられてよかった …… 岡 庸子(37頁)
お念仏のなかに生きる …… 有山良子(44頁)
念仏申したら自分が見える …… 榎本栄一(49頁)

 ☆あなたにとって一番大切なものは の章

左側の席 …… 村田啓子(58頁)
木陰なう …… 月原いのこ(63頁)
一番大切にしているもの …… 神田和亮(68頁)
妙,不可思議 …… 畑中猶三(74頁)
手技のこころ …… 安生充彦(80頁)
自分の正体 …… 山内庸行(84頁)
原風景について …… 波多江研祐(89頁)
いのちの坐禅 …… 櫛谷宗則(95頁)

編集後記 …… (99頁)
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《編集後記》

 皆様お元気でお過ごしでしたでしょうか。

 3月11日の東日本大震災の起きた日,いかがお過ごしでしたか。被災された方に心からお見舞い申し上げ,お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするばかりです。

 こうして新たな「共に育つ」をお届けできますこと,あらゆるご縁のお陰と感謝しております。今回,ずっと温めていた内山老師の言葉を編集して載せさせてもらいました。また時に問い合わせがある榎本栄一さんの文を,増補して掲載しました。他の文もみな心のこもったもの,新たな風があり,模索する魂があり,祈りがあり,どうぞすべての文に目を通していただけましたら嬉しいです。

 「全体的になにかとても清々しく,それがその人たちの深い心からきているような文章が多い委員賞でした」とのお便りを読者の方からいただき,有難く思いました。

 それは自分の体験の心のありさまを,人に対してひけらかすのではなく,書くことによってただ自分が自分に照らされている,ただ謙虚に照らされている,そんな清々しさではないかと思いました。

 本当に豊かな世界は自分のとぼしい体験にとどまることなく,自分を超えた大いなるいのちの世界につながっていくところにあるでしょう。そのいのちの声を自らにおいて聞き,おのずと語ってくださっているのでしょう。この「共に育つ」を編集することによって一番,私が教えられ励まされている気がします。

 「みんな生きていてよかった。子どもたちの元気な姿,笑顔が希望です」と,被災された方がいわれました。−生きていることが希望ですと。

 思いではまったく絶望している。なんの光も展望もない。どうしよう,どうしよう…。

 しかしいま,そんな思い以前に生きているという面もあるのではないでしょうか。思いでは量り切れない深さから,初めて私は生きています。本当は何ひとつ持たず裸で生まれてきました。そしてどれだけ財や名を成し,何を築き上げようと,そのすべてを奪われてもとの裸で死んでいきます。謙虚に生きなくてはと,自分に思います。ただ祈るように,いのちの光に静まっています。

 無惨な町並みのうえに今日も青空は広がり,限りない光が降りそそぐでしょう。その向こうの野原には,やがて白い花がいっぱいに咲き乱れるでしょう。「主は与え,主は取られる」—無惨は無惨,哀しみは哀しみ。そして不思議に与えられて生きているいま,真っ白い花がいっぱいに咲き乱れる。生きていることが希望ですと。

 次号で内山老師のお手紙の特集をやりたいと思っています。老師からのお手紙をお持ちの方,ご一報頂けましたら有難いです。そして皆様どうぞお元気でお過ごしください。
(櫛谷宗則)
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