「信」・「行」について(2)。
『拈自己抄』(2019年12月)は、内山興正が当時著作を出版していた柏樹社の機関誌掲載されていた連載をまとめた一冊。櫛谷宗則老師によれば、「内山老師渾身の書」だとのこと。
「信」・「行」に関わって、『拈自己抄』(2019年12月) より次の一文を抜き書いておきたい。
なお、ここの衆生という語についてですが、私はこれまで「世の中の生きとし生けるもの」というぐらいの意味で受け取ってきました。しかしつい最近になって仏法でいう衆生は、「衆(おおく)」に現われた私自身の「生」命という意味であるとして、深く理解するようになりました。いや正確には「出会うところわが生命」として出会う「行」の態度において衆生という言葉もあるのです。(81頁)
前後の文は、内山興正老師語録にupしています。
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