櫛谷宗則さん編集の『共に育つ』第18号が発行されました。
内山興正老師のお弟子さんで老師の著作の編集もされている櫛谷宗則さんが2年に一度発行されている『共に育つ』の第18号が発行されました。
申し込みは,下記の住所におハガキで櫛谷宗則さんまで。
折り返し,冊子と振替用紙が届きますので,冊子代500円と送料を振り込んで下さい。
〒959-1835 新潟県五泉市今泉1331
櫛谷宗則 宛
・・・目次・・・
五十歳からの娑婆入門……ネルケ無方 2頁
坐禅人生の始まりと終わり……小林大二 18頁
母……藤川幸之助 29頁
私がわたしになれる……鋤柄郁夫 37頁
この一本の道を……石塚朋子 46頁
「不可思議」……村田雅哉 53頁
人生の出逢いの不思議……瀧 賢太郎 59頁
私のこと……佐々木恵美子 67頁
骨道に佇む……不来方 薊 75頁
誰もが持ってる比較を超えた100点満点……山内庸行 82頁
覚知せざれども・書簡……内山興正 88頁
禅を拠り所にした在家の生活……原田一郎 92頁
みずみずしい不思議に生きる……櫛谷宗則 98頁
編集後記……102頁
・・・編集後記・・・
二年間のご無沙汰でしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。中国・武漢に発したコロナの嵐は、あっという間に世界へ拡がり、今なお衰えを見せていません。今まで当たり前に思っていた、人と直に話したり、一緒に食事をしたり、触れ合うことができにくくなっています。
しかし、人は失くして初めてその意味を悟るところがあります。ともすれば気を紛らわすものでしかなかった人との会話や触れ合いの、ひいては死のあるこの私の人生の、真の意味をコロナは問いかけてはいないでしょうか。そしてその一つの答えを、ここに寄稿された方々は真摯な思いで書いて下さっているように思います。
この冊子は、(詩は別にして)送られた原稿をただそのまま並べたものではありません。書かれた方とさらに考え、深め、生まれたものです。それは書く方が素直な気持ちで、心を開いて下さればこそできたこと。ご自身のかけがえのない体験を、謙虚に話し買いて下さったことに感謝致します。
ネルケ無方さんとは手紙インタビュー、お忙しいのに有難うございました。またすべての寄稿者の方との手紙のやり取りは、ワクワクして楽しく、教えられ、いつもこちらが照らされ深められる気がしていました。本当に有難うございました。
書くことが書くことを導いています。言葉が言葉を呼び起こしています。書くことで、人は自分に教えられ、自分に癒されていくのでしょうか。
そして新たな歩むべき道を見出すでしょう。言葉はいのちだからです。
私も古稀を過ぎ、残された時はそう長くはありません。この最期において、いま何を大切に生きたいのか。この今日をどう生きるのか。自分自身にといかける日々です。皆様、どうぞお元気で!
(櫛谷宗則)
藤川幸之助web…http://www.k-fujikawa.net/
みるく庵
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