心が据わる時。
2007年に買ってすぐ飽きて…
ほったらかしていた学研・大人の科学のテルミンmini(赤いのです)。
YouTube見ててふと思い出し、
昨日電池を買ってきていじってみた。
おもしろ…なんか、いい…。
もちょっとやりやすいのが欲しい…。
という衝動に駆られて、
学研・大人の科学のテルミンpremiumを購入。
とうの昔に製造終了だったので、
未開封の中古品。
さすが、赤いテルミンminiより本格的である。
さっそく、見様見真似で練習。
おや?…
練習の前後で、からだの感じが違う。
ここを押したら、この音が出る、という楽器ではないので、
音を奏でるときの集注感が、なんだか新鮮。
視覚メインの集中と固まった肩甲骨が解除されるような感じ。
と、同時に、あれやこれやで、
いらいら、とげとげした自分の内がすっきり、整った感じ…。
俗に言う、心が落ち着くといったところか…。
ただこれは、いわゆる、心理的安定とは違う。
どうも、いつもは、実際にものを見る・見ないは別にして、
視覚中心でものごとを考えている…
というか、環境への注意の向けかた方が視覚優位なのだろう、
そういう偏りのある思考の癖=心の偏り方が、
ちょっと変わるといった感じ。
と思うと、たぶん、坐禅の時も、
こういう心の偏りのまま坐ってるんだろうな。
心が据わるというのは、偏りを越えていくことなのだろう。
そうそう、『典座教訓』の「大心」に出てきたな…
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